カテゴリ
全体映画 映画・過去レポート 未分類 以前の記事
2006年 12月2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 05月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 01月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 2004年 02月 2004年 01月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
現在移設作業中
●>現在
2006年1月~10月 2005年1月~12月 2004年1月~7月 のみ、レポート移設済みです。 元原稿は http://d.hatena.ne.jp/ukyarapi/ http://members.at.infoseek.co.jp/GL1TMSD/movie.html #
by ukyarapi0914
| 2006-12-03 12:01
早稲田松竹 再訪 2006/10/15
昨日は所沢の実家に帰っていて、その帰りに大学時代に通った/そして今でも時々撮影会などでお邪魔する高田馬場へ行ってきた。
以前はこの街にも、高田馬場東映・高田馬場東映パラス・早稲田松竹・と小滝橋よりの西友の下辺りにもう一軒と、4軒くらいの映画館があった記憶があるけれど、今残っているのは戸塚特別出張所近くの「早稲田松竹」のみ。ここは去年か一昨年くらいまで、一旦閉館していたが奇跡の復活を遂げた。名画座なので自館でプログラムをセレクトしており、封切りやロードショーの最新作を見るドキドキ感はないけれど、自分で選ぶ楽しみがある。 ●十二人の怒れる男 【監督】 シドニー・ルメット 【出演】ヘンリー・フォンダ、マーチン・バルサム 他) ●12人の優しい日本人 【監督】中原俊 【脚本】三谷幸喜 他 【出演】豊川悦司 他(舞台系の方がメイン) 【制作】1991年 日本の場合、刑事裁判に陪審員制度を導入した場合、ディベート慣れをしている人・していない人の差があったりとか、法務大臣が任期中に極刑の執行命令書に判子を押さないこともあるお国柄で「人が人を裁く」ことを恐れて、陪審が玉虫色の事なかれな結論を導き出したりとかいろいろな可能性があるような、そんなことをこの2本を見ながらぼんやりと考えた。 当然、実際の裁判ではこの2本の映画のように、正義の実現ゆえの/もしくはある意図の下での誘導での、一人の陪審員の意見に他が皆、引きずられるということは少ないのかもしれないが、物的証拠が少なくて客観的に判断することが難しいような事案の場合は、陪審員の意見が一致せずに「評決不能」続出の可能性もあるのではないだろうか。そして検察/弁護両サイドとも客観的な証拠の提示よりは、陪審員の感情にアピールするような戦術を取ってこないだろうかとか、この2作品自体は陪審員達の評決を出すための話し合いの密室劇なのだけれど、なんだかそういう方に考えが行った。 ※予告編は「雨に唄えば」「ゴッドファーザー」「シティオブゴッド」「バーバー吉野」 ※しばらくは早稲田松竹、面白い作品の上映が続く模様。「ゴッドファーザー」の上映も来月以降にあるようなので、来月下旬からは今までの撮影会通いとはちょっと違う「高田馬場詣で」をすることになるかもしれない。 http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/ #
by ukyarapi0914
| 2006-10-16 09:34
| 映画
2006/9/10
●スーパーマン・リターンズ
【日時】9/10 【場所】川崎TOHOシネマズ 【監督】ブライアン・シンガー 【出演】ブランドン・ラウス、ゲイト・ボスワース、ケビン・スペイシー 【作品サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/supermanreturns/ ケビン・スペイシーのレックス・ルーサー カコィィ(違。 スーパーマン自体は、心優しきアメリカンヒーローとしての描写に終始。もともとのクリプトン星人としての能力を持った存在だから、「バットマン ビギニング」のように己の力をあげるための苦悩や修行の描写などは出てこないが、己の故郷を失った悲しさに打ち勝って、今愛するものたちを守ろうとする心意気はよく描けているようで。 ロイス・レーンとクラーク・ケントの恋物語的要素が強いかなとも思うが、実は嫌いな方向でもない。ただ、ブランドン・ラウスのスーパーマン、ちょっとばかり体つきがのっぺりしたようにも見えたけれど、コスチュームの材質のせい。でしょうか #
by ukyarapi0914
| 2006-09-10 00:00
| 映画・過去レポート
日本沈没 2006/8/20
レイトショーの「ゲド戦記」か「日本沈没」かと迷ったが、たまたま上映時間がすぐだったのと、終映時間の最終電車接続との関連で、「日本沈没」をチョイス。
●「日本沈没」 【日時】8/20 【場所】川崎TOHOシネマズ 【原作】小松左京 【監督】樋口真嗣 【出演】草なぎ剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央、国村 隼 【作品サイト】http://www.nc06.jp/ 住み慣れた場所を捨て、降り積もる火山灰と絶え間なく続く揺れに追われて、高いところへ追い立てられる人々。迎えの船を待ち埠頭にいる所を津波に呑まれてしまう人々。 今回この映画を見ていて、旧作のように国土が徐々に崩壊し、国民が離散し、「日本」と云う国が散っていく有様はそれほど執拗に描かれることはなかったが、災害に追われていってしまう人々の悲惨さは直接的に被災するシーンは少なかったものの良く描きこまれていた様で。 この作品ではカタストロフは一応最後まで至らずに物語は終結するわけだけれど、「日本沈没。その時国は、日本人はどうなる?」と問いかけていた原作よりは少し離れて、自己犠牲の主人公とそれを見守るヒロインの話に転化(スケールダウンではなくて、どちらかと云うと別の話になったのか)してしまったようだ。。。 原作者による続編はあくまでも、民族としての日本人が全世界に散って生きていくさまを描いている。 #
by ukyarapi0914
| 2006-08-20 00:00
2006/5 (月間まとめ)
金曜日に続いて、川崎に映画観覧へ。
帰り道は雨が上がっていましたが、なんだかとっても蒸し暑いです。 ●デュエリスト 【日付】5/7 【場所】川崎・チネチッタ 【監督】イ・ミョンセ 【出演】カン・ドンウォン、ハ・ジウォン、アン・ソンギ 【公式サイト】http://www.duelist-movie.jp/ ストップモーションも使ってまさに能か狂言を見ているような流れるような動きと形、画面の明暗や色彩の使い方がとてもいい感じでありました。 ●LIMIT OF LOVE 海猿 【場所】川崎・チネチッタ 【日時】5/7 【監督】羽住英一郎 【出演】伊藤英明、大塚寧々、吹越満、時任三郎、加藤あい 【公式サイト】http://www.umizaru.jp/ 前のお仕事が、海上輸送の貨物営業だった関係で、定期貨客船の荷役作業はその当時、毎週のように見に行っていました。船の中は客室部分はそんなにでも有りませんが、一歩裏に回ると、貨物甲板や車両デッキはラッシングのための索やベルトを固定する枠が床から突き出ていたり、ラッタルがえらく急だったりして、非常に歩き難いところです。おまけに水密ハッチのためにドア部分の足元は一段高くなっているので、平な状態でも足元がおぼつかないのに、映画のように船がバランスを崩して、傾いたりするともう多分普通の人は歩けない状態かと思います。撮影自体もそんな中で行われたわけですから、スタッフや俳優さんはものすごい大変だったろうなと思います。(しかも水浸しになっていた訳だし。) ●「V フォー・ヴェンデッタ」 【日時】5/5 【場所】川崎・チネチッタ 【制作】ジョエル・シルバー&ウォシャウスキー兄弟 【監督】ジェームズ・マクティーグ 【出演】ヒューゴ・ウィービング、ナタリー・ポートマン 【公式サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/ 「独裁国家と化した近未来の英国」と云う舞台立てはキューブリック監督の「時計仕掛けのオレンジ」辺りを思わせますが、こちらもなかなか捻ってあります。独裁政権が危機を自ら作り出し、それを「さまざまなマイノリティ=国家の敵」の仕業によるものとし、検閲・盗聴・強権・情報操作とあらゆる手段で煽ったうえで、閉塞感に陥った民衆が恐怖により統治されている世界。そこでは国民は国家のためにあるだけのものとされ、異議を唱えるものは連行され消えてしまう。(日本の未来がこんなとんでもない「未来」にならないことを願いたいものです。最近の妙に熱しやすい状況としては有り得なくも無さそうですが。) ヒューゴ・ウィービング*1演ずる仮面の主人公・Vはその体制を打ち破るために、同時に自分を仮面に押し込めなくてはならない呪われた身体にしたものへの復讐のために登場してくるわけですが、彼は今回ずっと仮面を被ったままの演技をしていて、ジェスチュアとまさに芝居がかった台詞のみでそのキャラクターを表現しており、ホンマに大したものです。(しかし、Vは一人で地下鉄の線路修復したり、美術品をかき集めたりとまさに超人力の活躍なんですな。。) 有って欲しくない世界が舞台である故に、それを打ち破るストーリーは多少の粗があっても悪くない感じなのでありましょう。 体制側の刑事捜査官(クロフト警部みたい?)や弾圧を指揮しながら、一面では温室で花を育てる趣味人の公安部長も、労働者・上流と階層の違い?はあるとはいえ、いわゆる英国風?のキャラの典型を継承しており、その、作品への当てはまり具合がちょっとしたリアルを感じさせて怖い。体制側の首魁である議長がほとんど会議シーンで、大画面のモニターからのみ獅子吼しているのは、「ビッグブラザー」風ですな。 #
by ukyarapi0914
| 2006-05-31 00:00
| 映画・過去レポート
|